中国ビジネスが分からない/経験の無いマネジメントにとっては、少しずつリスクを取りながら、一歩一歩確認しながら進めたい。そして、「行ける」と確信したら一気に資源を投入してプロジェクトを進めたい。
というのは理想ではあるが実際には難しい。そういうマネジメントは中国ビジネスには向かない。
実際に中国ビジネスに対峙している担当者にとっては、日々状況が変化し新たな打ち手を考えなければならない場面において、何かを選択したりしなかったり、自身の経験・知見を頼りに常にリスクを取りながら進めている。そうしないとすぐに振り切られてしまうマーケットだからだ。市場規模も大きいし、成長スピードも速く、ビジネスチャンスもたくさんあるが、小出しにしつつ進めて行って成功するほど容易なマーケットではない。
現場の担当者がどれほど「しびれる」状況で市場と対峙しているかを認識しなければ、マネジメントとは言えない。
戦闘は確かに様々な規模において行われるものだが、戦場で戦略を戦術レベルで「実行」しなければならない人間たちにとって、その「強度」というものは、常に最大限の激しさ(つまり命をかけた状態)で行われるものだからだ。【p.264 「現代の戦略」 コリン・グレイ 中央公論新社】